良い指輪とはどういった物でしょうか?
質問されることがしばしばあります。
無数に存在する指輪から一つを選ぶのは悩ましいことだと思います。
価値観や重要視される内容もその人の取り巻く環境によって様々だと思います。
この記事では本質的なこと軸に主にブライダルリングに焦点をあてて当店の考えを書かせて頂きます。
ブライダルリングを含め、指輪の購入を検討される際、まず、気にされるのは
「どこのお店で買おうか?」ということだと思います。
ブランドであったり、価格、アフターサービスなど考慮する点はいくつもありますが
まず、重要なことは買いたい指輪をどれぐらいの期間身に付けるのかをイメージする事です。
ブライダルリングならおそらく何十年も身に付けられることになるでしょう。
それを踏まえた上でどういった指輪を選べばいいのでしょうか?
ひとつには素材です。
長く指輪を使っていると指輪もダメージを受けますし、あなた自身の指のサイズも変化していきます。(特に女性は妊娠やむくみなどでサイズの変化が結構あります)
だからこそサイズ直しや新品仕上げなどの加工ができる素材を選ばれるといいです。
シルバーは価格もリーズナブルですが、時と共に変色しますし、ロジウムコーティングも永く使えば、剥がれてきます。(修理で再コーティングはできますが)
ステンレスは素材的にサイズ直しなどが非常に難しいですし、つなぎ目が目立ちます。リフォームなども考慮されていませんので、アレルギーなどの問題がなければブライダルリングとしてはおすすめできません。
価格も重要ですが、長く着けることを考えると、
その後のメンテナスも問題のないK18やプラチナ素材の指輪が良いです。
もう一つ重要なのがデザインで、買う際には気にされる部分だと思います。
様々なデザインがありますが、お好みのデザインを見つけた時に着けた時の見かけだけでなく
指輪のアーム(腕)部分の厚みや幅、底部分や内側の構造なども見てください。
厚みが薄すぎたり、幅や厚みがあっても、内側(中側)が削ってあったりするのはあまりお勧めできません。
そういう指輪は同じようなサイズやデザインのもので重さを比較すると、
おそらく軽い感じがすると思います。
それは実際、使ってる地金の量が少ないからで、
結果、指輪の底部分を薄くしたり、甲丸のリングなどは内側を削ってしまうのです。
厚みが薄いと変形しやすく、
なにより、その場で着けてるときには問題がなくても長時間着けていると
痛くなることがあります。
もし、サイズはあっているのに
その場で身に付けている時点ですでに違和感があれば、避けるべきです。
「着けてれば慣れますよ」なんて言うのは最悪です。
指輪においてお気に入りのデザインや価格、ブランドは大事な要素だと思います。
しかし、着け心地のよい物を長く使えるという事がブライダルリングを含め、ジュエリーにおいては重要だと思います。
価格やデザインで理想のものを見つけた時は
その指輪の素材、構造(厚みや重さ、着け心地)も気にしてみてください。
この記事を読まれているかたは指輪選びに多くのこだわりを持たれている方かもしれません。
デザインはいいのにある部分が気になる、もっとこうならいいのになど
満足できないところがあれば、オーダーメイドという手段もあります。
また、すでにお持ちのジュエリーにおかれましても、着けている間に感じたこと、生れたお悩みはリフォームすることで解決できることも多いです。
オーダーメイドは値段が高いというイメージがありますが
工房のオーダーメイドと販売店でのオーダーメイドでは
生じる費用が大きく違います。
工房での制作はむしろ、その逆ということが多いです。
ご興味ございましたら、是非、一度お気軽にご相談くださいませ。
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